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シカゴ人よ、夏の微笑みそのままに!

紫外線の強い太陽が、皮膚を焼くように差している。『おととうごきの曼荼羅−夢十夜』、スイスとフランスでのDuoパフォーマンスも、引っ越しも無事に終わった。『夢...』が終わったら、急に自分の中で何か突然変異が起きたように、全く違う視点で身体が動き始め、空間への働きかけも今までとは異なって感じる。何かがきっと自分でもわからないところで、整理されたに違いない。

現在は10月2日と3日に参加するThe Other Dance Festivalの作品の準備、また『夢十夜』の再演へ向けて動いている。10月25日にはAsian American Jazz Festivalに参加。1月には東京の各所で、コルネット奏者のJosh BermanとArt Unionで進めている音楽と動きの企画、JAJプロジェクトが即興パフォーマンスを行う。

お楽しみに!2008/7/20

今後のスケジュール

おととうごきの曼荼羅・夢十夜』初演

シカゴは夏。『おととうごきの曼荼羅−夢十夜』を観に来て下さった方、有難うございました。また、日本にいて、観られなかった方達、この作品は再演へ向けて準備をはじめています。いつかきっと観て頂ける日が来ると思います。

それにしても、いろいろありました。古い教会で、現代の「曼荼羅」を音、動き、インスタレーション・アート、光で再現する事。両極端とも言える異文化の人間同士の互いの「あるがままの美しさ」を言語や文化を超えて分かり合う事。その為には放擲し、空っぽになるということ。そして、人間が人間らしく、おのおのが授かった自分の核からエネルギーを発して、且つ、自然に生かされて在る事。存在の生み出すうごきが、うごきを超えて、周りと一体になり、宇宙の営みとひとつの「うごき」となっている事。

漱石に百年後に送るいち返信のような現代のこの『夢十夜』の中で、そのような原点への道程を体験できてもらえていたらと思います。2008/7/20

公演記録

お待たせしました!おととうごきの曼荼羅・夢十夜』 6月6日(金)〜8日(日)ついに上演

シカゴはいつものように?!まだ冬なのか春なのかわからぬような春を通り過ぎ、夏へ向かおうとしています。八重桜のようなピンク色や白い花々が木々に咲き誇り、チューリップも今が花盛り。人々の顔も心なしか穏やかな表情で、ようやくやってきた青空の季節を楽しんでいる様子。そんな中、6月6日(金)から8日(日)の3日間、『おととうごきの曼荼羅・夢十夜』を1885年に建てられたという趣のある教会で上演します。曼荼羅を教会でやるところが乙でしょ...と自分で言ったら乙じゃないか。

百年と言う年月は、延命治療が可能になった今では、人の一生としてそんなに非現実的な長い時間ではなくなってきていますが、漱石の時代は「永遠」のメタファーとして、充分通用する年月だったと心得ます。待ち続ける、そして諦める。放つ。なかなか生きていると難しい事を普遍的な視野から、簡潔なストーリーで顕した漱石。執筆百年後のこの作品の上演が、なぜか日本ではなくシカゴで...となり、創作課程そのものが、あたかも西洋と東洋の価値観のはざまで、他と繋がる自分をみつけていく体験になってしまったこの作品。異文化をわかり合うって本当に難しい。

咲くといいです。百年後の百合。

シカゴ在住のみなさん、是非観に来て下さい。2008/5/17

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もうそろそろ春?!

立春がすぎてから、幾度となく吹雪を体験。毛糸の帽子も、二重マフラーも肌身離さず、ブーツも我が身の一部のように履いて出かけておりましたが、ついに春の兆しが...。時折降る雪も、淡雪で、そこまで春が近づいているのを感じます。『おととうごきの曼荼羅ー夢十夜』のリハーサルも、ついに佳境に入って参りました!キャストにも恵まれ、日々人間性も含めて研鑽の毎日です。そして、この『夢十夜』は、執筆百年後、漱石に向けて出す、現代人としての一つの返信のような作品となってきました。文明開化の時代を生き抜いた、夏目漱石原作『夢十夜』から百年後の西洋と東洋のコラボレーション。お楽しみに! 2008/3/12

新春をお慶び申し上げます 

皆様にとって、今年も健やかで音楽やダンスと縁深い一年となりますよう!本年もよろしくお願い致します。

シカゴはここ3日程、異例の雨の天気です。年賀状を書いていた時には氷点下だったのに。今年はとうとう夏目漱石の『夢十夜』発表から百年の年です。6月にシカゴで『おととうごきの曼荼羅・夢十夜』として、2004年から手掛けて来たこの作品の総集編を上演します。お近くの方も、そして遠くの方も(!?)是非お越し下さい。第一弾、二弾、そして、昨年の三弾とも異なる独自の解釈をさらに深化させ新たな方向性で創作。百年後の百合は果たして咲くのか...乞うご期待!! 2008/1/8

そして、ニュースです!

ANA『翼の王国』1月号に...

今月号の全日空『翼の王国』の英語面に僭越ながらインタビュー記事が載っております。まだ実は本人は見ていません。今月号に載る事さえもはっきりと分かっていませんでした。もし、ANAにお乗りの方、いらっしゃいましたら御覧ください。2008/1/8

『イヴーおととうごき夢十夜 第三弾』のページをアップしました!

2007年6月にシカゴのリンクスホールで上演した『イヴーおととうごき夢十夜 第三弾』の写真付き詳細ページをアップしました。日本で見て頂けなかった方にも、少しは雰囲気が伝わるとよいです。2008/1/14

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2007年ニュース アルカイブ

ついに吹雪ました。シカゴ。耳付き帽子、厚手の手袋、マフラー、そして今年はシカゴ冬越え4回目にしてはじめてブーツが仲間入り。これでこの冬は百人力!!と本当に思える。足が冷たいのは本当に心の持ち方に影響するのでした。ダンスの方は、月一回の「おんがくとダンス」の即興のライブがこれまた楽しい。週に一度のリハーサルとディスカッションを経て構築されていくもの。一年たったら、どうなっているのか。次は12月8日(土)です。

『おととうごきの曼荼羅・夢十夜』のリハーサルも進行中。

日本はちょうど秋深し...か。2007/12/2

『らんど・ざ・らんど』の公演を観に来てくれた皆さん、有難うございました。 2007/10/5 

2ヶ月の日本滞在から戻ったら、シカゴは秋です。ハロウィーンのデコレーションが、何故か去年よりも力が入っている気がするのは気のせいでしょうか?クリスマスとは別のオレンジ色のライトまで飾ってある。

今日はやけに暑かった。引っ越しだったのに。Pilsenという街に引っ越します。主にメキシカンの人達が住んでいる街です。今まで住んでいた場所も、メキシカンの人達は多かったのですが、だんだん「Gentrification」なる現象に襲われ、庶民的な雰囲気が奪われていき、どんどん街が高級化しはじめたのです。スタバができて、ドミニクスがある...グローバリゼーションも同時的に起こるのでしょうか。

さて、ダンスの方は夢十夜の総集編のリハーサルもはじまりましたが、10月から月一回のペースで、コルネットプレーヤーのJosh BermanとベーシストのJason Roebkeと共に、新たな「おんがくとダンス」の即興の試みを行います。詳しくはスケジュールを御覧下さい。

2007/10/5 

シカゴは夏!です。日差しがギラギラとしています。今日、いや正確には昨日は七夕でしたね。ダンスの公演に出演してくれた友人の有機農業の畑の草抜きをバーターで手伝いに行ったら、知らぬ間に真っ黒に焼けていました。一週間後にむけてきましたー!

2007/7/7

即興おんがくとだんす by 秋山徹二(ギター)、八木美知依(20絃、17弦)、加藤文子(ダンス)2007年8月9日(木)7:30 pmにライブ決定 詳細  2007/7/7

フォーラム&パフォーマンス「9条とこころとからだ」開催

2007年8月15日(水)の終戦記念日にはJKダンスアトリエ(目黒)にて「9条とこころとからだ」と題したフォーラムと共に堀切敍子先生、川村浪子さんと共にスタジオパフォーマンスも行います。詳しくはお楽しみに! 2007/7/7

6月1日〜3日に行われた『おととうごき夢十夜ー第三弾ー』が無事に終了しました。観に来てくださった方、有難うございました。さて、いよいよ8月25日(土)と26日(日)にdie pratzeの「ダンスがみたい!9」ーインターナショナルシリーズーにおいて、世界初(?!)の憲法ダンスが再演されます。昨年4月に初演をした時から、様々な出来事がありました。現実が刻々と移りゆくなかで、人間がどのような方向性を自らの命に対して、意識的に、あるいは無意識的に課して行くのか...。過去、現在、未来の自分たちの在り方と判断が、世界の出来事と繋がって動いている...。そんな事柄を体感していただけたら幸いです。 2007/6/25

『らんど・ざ・らんど9-a peace of idea』

2007年8月25日(土)&8月26日(日)麻布die pratze 詳細  2007/6/25

加藤文子ダンスワークショップ夏期集中講座

2007年8月10日(金)〜18日(日) & イデオキネシスダンスワークショップ7月28日(土)&8月4日(土) 

詳細 2007/6/25

シカゴは夏!? いや、春? まだ時折寒くなっていましたが、いい加減に安定した気候になってほしい!ある人が、「シカゴの天気は女心と一緒さ。ある時は冷たく、ある時は暖かい。そして全く予測がつかない!」と言っていました。思わず「あたっていると思います」と深くうなづいている自分がいました。ところで、6月1日(金)から3日(日)『おととうごき夢十夜−第三弾−イヴ』の公演が迫っています。第一夜の男が女を待ち始めて99年目のおととうごき。今回は光の重要性も高まり、多次元空間性を構築。お楽しみに!

2007/5/23

Experimental Sound Studio Crosscut Award 受賞 2007/5/23

コルネットプレーヤーのJosh BermanとArt Union 人間風景(ダブルベース:ジェイソン・レブキ、ダンス:加藤文子)の企画が、音楽とダンスのコラボレーションを促進するためにシカゴのExperimental Sound StudioとLinks Hallの主宰で今年からはじまったCrosscut Awardに選ばれました。Joshはジャズに傾倒している音楽家で、今後3人が共同作業して行く「おととうごき」の即興のアプローチは、今迄Art Union 人間風景のDuo がやってきたものと一味、二味!?違うものになっていく模様です。

Dance/USA 全米ダンス会議に参加&出演

Dance/USAという団体が全米ダンス会議を6月14日から16日にシカゴで開催することに。それに伴い、奨学金を受けて参加する事になりました。また、15日に行われるシカゴダンスのショーケースに、即興ダンスでDarrel Jones, Lisa Gonzales, Jennifer Kayleと共に出演します。2007/5/23

Links Hall にて2007年6月1日(金)〜3日(日)に『おととうごき夢十夜ー第三弾ーイヴ』を上演 

2007/5/1

な、なんと、こんなに時間が経っていましたね。今日は5月1日。実はわたしの誕生日です。そうです。メーと鳴いて生まれてきたわけではありませんが、メーデーの子です。実はアンリー・デュナンが赤十字を発足させた記念日でもあります。シカゴはサクラやチューリップが咲き始めましたが、青空のもと、まだ冷たい風が時折吹いています。

現在は、『おととうごき夢十夜−第三弾−イヴ』の公演に向けて準備中です。6月1日〜3日にリンクスホールで行います。音楽にはエレクトロニクスも加わって、一層音の時代がクロスオーバーしてきています。上映するのは4夜、8夜、10夜です2004年から継続して行っている企画ですが、なんだか来年の総集編に向けて、どんどん漱石が仕掛けたなぞなぞが解けていく感があります。

これからの一年、落ち着いて物事に取り組む年にしていきたいです。

                                  

気温−40℃ さらに40cm の積雪も記録 2007/2/18

12月までの夢のような暖冬も終わりを迎え、ついにシカゴは真冬です。先月はマイナス40℃の中を、なにを血迷ったかサイクリング自転車で出かけ、しかも行った先の店は閉まっており...。「命を奪う危険な寒さ」というものを身を以て体験しました。そして先日は40センチの雪が積もり。家の中で育てている水仙が唯一の心の慰めです!

2007 Chicago Dancemakers Forum ラボ・アーティスト・アワード受賞 2007/2/18

シカゴ現代美術館ダンス・センター・コロンビアカレッジ・シカゴリンクスホールと2名のダンス・アーティストで構成されているChicago Dancemakers Forumの2007年ラボ・アーティストに選出されました。このアワードは、『おととうごきの曼荼羅:夢十夜』を上演するという企画に対して与えられたもので、来年2008年春に2004年より手がけて来た『おととうごき夢十夜』の総集編を助成するものです。

日本でもこの総集編を是非上演したいと考えています。応援よろしくお願い致します!

『らんど・ざ・らんど9−a peace of idea』のPhoto Galleryをアップしました 2007/2/18

JKダンスアトリエにて昨年10月31日に行った『らんど・ざ・らんど9』を大久保由利子さんが撮影して下さり、その作品をアップしました。是非御覧下さい。Photo Gallery

『らんど・ざ・らんど9』が麻布die pratze「ダンスがみたい!」にて2007年8月25日(土)&26日(日)に上演 2007/2/18

平和憲法にちなんだダンス、『らんど・ざ・らんど9』が、今年夏die pratzeの「ダンスがみたい!9」で上演されます。2007年8月25日(土)と、26日(日)麻布die pratzeにて。お楽しみに!

『らんど・ざ・らんど9−a peace of idea』東京とシカゴで上演 2006/12/7

シカゴは冬。すでにー12℃まで経験しています。

10月31日(火)、11月3日(金・祝)に『らんど・ざ・らんど9−a peace of idea』の東京でのスタジオパフォーマンスに来て頂いた方、ありがとうございました。アフタ−トークもとても実りあるものとなり、これからの事を考えさせられました。

11月27日に行われたChicago Cultural Centerでのパフォーマンスも無事に終わりました。共演者の村田弘美さんの役所もバージョンアップ!こちらでのパフォーマンスを観に来て下さった方達からも様々な感想を頂きました。

『らんど・ざ・らんど9』が、来年夏 die pratzeの「ダンスがみたい!」で上演 2006/12/7

『らんど・ざ・らんど9』が、来年夏die pratzeの「ダンスがみたい!」で上演されることになりました。今回見逃してしまった方も、1度御覧になった方も是非御覧下さい!

DanceBridge ー『おととうごき夢十夜−第三弾』の製作経過を発表しました
 

 今年5月中旬より、シカゴ文化振興課のサポートにより製作しはじめた『おととうごき夢十夜第三弾』のWork In Progress Showingを8月9日のランチタイムにChicago Cultural Centerのダンススタジオで行いました。御覧下さった方、有難うございました。

 今回は第八夜を発表しました。今後も継続して第三弾を練っていきたいと思います。

 

Land the Land - 9, a peace of idea をシカゴで上演
 シカゴリンクスホールでの半年間のレジデンシープログラムが終わりました。憲法改正案のニュースを受けて製作した『Land the Land - 9, a peace of idea』という作品を3月31日から4月2日の3日間上演しました。観に来て下さった方ありがとうございました。

 最終日の朝に、知り合いの方が送って下さった雑誌『世界』に寄せられた論文集「『世界』憲法論文選1945−2005」という本を受け取り(いや、これからだった)と自覚しました。

 結局作品は、九条改正案に対して賛成か反対かというよりも、自分たちがどこからやってきて、どこへいこうとしているのかということを日本人であるという事実以前に、生物・人間・現代人である認識も含めてアプローチした作品となりました。

 家族で花火を見に行って、なんとなく美味しい物を食べたり飲んだりしながら、「わー!」とか言っている。そんな時代に日本に生まれて来た世代の作品です。

 シカゴでは11月27日(月)にChicago Cultural Centerで再演予定です。またチャンスがあれば、他の場所でも上演できたら幸いです。

 

そもそも憲法ダンスとは...

Land the land - 9 a peace of idea 

 そもそも「Land the land」 というシリーズ作品のことのはじまりは、ありえないと知っていながらユートピア(理想郷)を夢見るという発想で創られはじめた。昨年ニューヨークのDTW(Dance Theater Workshop)のFresh Tracksで上演したのは、15分1点からほとんど動かずに、最後に半歩踏み出すまでを、過去、未来、現在の自分をとりまく環境や出来事と共に表現するというものであったが、今回は大胆不敵にも平和憲法とよばれる日本国憲法9条の改正の草案が発表されたことを受けて、長年の夢であった「政治的(Political)」なメッセージを含んだ内容に挑戦した。

 結果的には、自分はダンサーなので、言葉のような意見を述べる事はできなくても、踊りを通して、歴史を多少ひもといたり、なんだか自分の中に緊張と恐怖を呼び起こしたこのニュースを切欠に、なにか人間の奥底で私達の現在を操っている本質のようなものを、美しいものも、醜いものも含め、身体で汲み取って表現できたらと思った。